年金とは何なのか考えてみる

資産形成

年金を甘く見るな・・。

リタイヤするにあたり、年金って無視できませんよね。

この少子高齢化社会の未来で、自分達の番になって

すでに年金ってもらえるか、もらえへんかわからへんやん・・・。

お年寄りだらけになって・・・僕らの時にはもうおしまいやー!!

だから、老後2000万円問題とか出てくるんやーと錯乱状態になっている人はいないでしょうか。

・・・私もその一人でした。

しかし、自分の将来を考えるにあたり、この年金が本当にもらえるのか、どのくらいもらえるのか、どういう仕組みなのか真剣に考えざるを得ませんでした。

(結局、年金がもらえるかもらえないかって大きいよね。)

公的年金制度って何?

・現役世代が保険料を払い、高齢者などの年金給付に使うという仕組み。

・保険料と積立金を運用し、そこから年金を給付。

・20歳から60歳すべての人が納める。

・受給は65歳から亡くなるまで。

・負担額 第1号被保険者(自営業、大学生等)・・16,260円/月

     第2号被保険者(会社員、公務員等)・・月給の17.828%円/月

                       (半分は会社負担)

     第3号被保険者(専業主婦)・・・・・・・負担なし

                       (第2号被保険者全体で負担)

・受給額 第1号被保険者(自営業、大学生等)・・57,000円/月(基礎年金)

     第2号被保険者(会社員、公務員等)・・・154,000円/月(平均)

                       (基礎年金+厚生年金)

     第3号被保険者(専業主婦)・・・・・・・57,000円/月(基礎年金)

そんなもの、わかってるわい!!(・・だいだい)

と、言いたくなりますが、改めてよく見てみましょう。

基礎年金だけに着目したとして、元が取れるかどうか検証してみます。

総支払額 月額16,260円×12ヶ月×40年間=7,804,800円

支給額が月額57,000円なので、7,804,800円/57,700円=135.26ヶ月=11.27年

つまり・・・65を迎え、11年と4か月で支払った元手が回収できるということ

分岐点は76歳と4ヶ月です。

私が40代前半なので、厚生労働省のH.Pから平均余命を推測すると82歳ぐらい。。。

まあ、元は取れそうだけど・・・と言いたいですが、微妙。

ポイントは厚生年金ですね。

厚生年金は会社勤めの場合、強制的に徴収されるもの(半分は会社)ですから、持ち出している実感はあまりないですよね。しかも妻が専業主婦の場合は、扶養に入ることになるので、妻の基礎年金も一緒に払われるといことになっています。

つまり、会社勤めの場合、税金、社会保険料、厚生年年金は徴収されるものと割り切れば、

妻が専業主婦でも65歳以降、月額約20万円(平均)が1世帯には保証されるということになります。

素晴らしい老後のセーフティーネットです。

ある意味会社勤めの時点で、自動的に自分と妻の分が払われており、

将来のセーフティーネットが築かれている訳ですから、

素晴らしい社会保障制度なのかもしれません。

65歳以降は働かなくても、生活費が入ってくるー!!老後はパラダイスだー!!

と喜びたいところです。

しかし、20万って微妙な額ですよね・・・。

しかもこの年金、なんと税金(所得税と住民税)がかかるんです!!

年間受領額が120万以下だと控除されるので、かかりませんんがそれ以上ならかかります。

20万/月×12ヶ月=240万ですが、税金で40万程度持っていかれるようです。

残りの200万を月割りすると16.66万/月。

・・・明らかにまずい。

と決して喜べる生活費ではないわけです。

頑張って働いたあげく、待っているのはヒモジイ老後生活・・・。

しかも受給は65歳からなので、やっぱり65歳までは働くしかないやん、嘱託でも契約社員でも。

・・・ということで、老後の年金だけで頼るプランというは明らかに危ないわけです。

しかもこの基礎年金57,000円もいつ目減りするかわかりません。

→いや実際は少子高齢化の影響により、年金がなくなることは考えにくいですが、確実に減少していくようです。

これは次回の、「年金って将来どうなるの?」というページでまとめていきたいと思います。

懸念するようなことはありながら、老後に向けて外せない要素であることはまちがいありません。

更なる内容や、年金をとりまく状況をよく理解した上で、リタイヤプランを建てていくこと必要なようです。

では、次回は近年改訂される年金制度について確認していきましょう。

本日もご一読いただきありがとうございました!!

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